金利交渉で2/3以下に引き下げを実現。
10年固定2%超の住宅ローンを10年固定1.25%に。
栃木群馬住宅ローン相談センター センター長(以下、住セ)
当センターへご相談を申込みされたのはお友達の紹介とのことでしたが、どういったことで相談を思い立たれたのですか?
U川様
平成18年に家をたてたのですが、その時は特にローンについて考えていませんでした。 ハウスメーカーさんに言われるがまま変動金利でローンを組んだその時は、「金利が思ったより安かったなー!」くらいにしか思いませんでしたが、じわじわ金利が上がってきたこともあり、固定金利への切り替えを検討していました。
住セ
このところの低金利も、いつ高騰に振れるかわからないという専門家もいらっしゃいますしね。
U川様
そうなんです。 「金利を切り替えたい」と、どうしたらいいか真剣に悩んでいたそのころは、今よりも金利が上がる方向にあるように思いました。
住セ
当時の金利は覚えていらっしゃいますか?
U川様
本当に悩んでいたのでよく覚えています(笑)。
最初は1%を切っていた金利も上がっていて、当時は1.4%の変動金利。10年固定に後から動かすとそこの銀行では2%を超える金利が設定されていました(平成26年当時)。
普通に新規で申し込みするより高かったので、どういうことなのかを調べるまでに大量の勉強時間を費やしてしまいました。「最初から相談していれば」と今でも思います。
住セ
固定金利にも「当初型」と「全期間型」というのがあるためですね。
あとから金利の設定を変えると「当初型」の当初期間終了の扱いとする銀行は多く、U様のケースもそのような金利体系になっていましたね。
U川様
「最初は金利が低くて後から高くなる」なんて、言われるが変動で借りた私にとっては「そんなシステムってアリ?!」と思うほど衝撃的でした(苦笑)。
住セ
そこでご自身で検討されていた対応策はどんな形だったのですか?
U川様
多くの同世代の友人に聞いてみましたが、多くの方は「わからない」との回答。
唯一回答があった友人は、自身の経験から「借換え」を教えてくれましたので、私も借換えで考えていました。
住セ
U様の世代ですと、一般的には借換えの経験があるだけでも中々貴重ですね。
U川様
その方は、かなり若い時に家を建てられた方だったんです。
で、さらにいい方法がないか、その他の友人にも引き続きあたっていたところ、「ここに相談してみたら?」と紹介されたのが住宅ローン相談センター様でした。
住セ
相談はいかがでしたか?
U川様
綿密に我が家の状況について質問されることから始まりましたが、提案いただいたのは「金利交渉」という方法でした。 これにはびっくりしてしまいました。
住セ
なぜ驚かれたのでしょうか?
U川様
まず、銀行の住宅ローンで「金利交渉」ができるということが信じられませんでした。 住宅ローンの金利は “店頭に表示されている金利が当たり前” と思っていたので。
そう思っている方はほかにも多いと思いますよ。
住セ
確かにそうですね(笑)。
当センターの相談で 「金利交渉が成功するかもしれない」 いう提案をさせていただくと、「そんなのことができるんですか?」とおっしゃられる方は多いですね。
そんな驚きも含め、相談で一番印象に残っているのはどんなことですか?
U川様
それはなんといっても「模擬面談」です。
センター職員の方に銀行員役をやっていただき、実際の交渉の場でどういった話になるか、様々なパターンで練習いただいたことです。
本番でスムーズに話が進んだのは、ここで緊張感を持って模擬面接をしておいたおかげだと思っています。「元・銀行員」の方が相手役だったのですが、本番さながらの雰囲気で練習ができました。
住セ
スムーズに行った金利交渉、結果はいかがでしたでしょうか。
U川様
「そんなにうまくいくかな…」と思っていた部分もありましたが、結果は「10年固定1.25%」(※)。
本来、10年固定であれば金利は2%を超えていましたから、変動金利で借りていた時(1.4%)より安くなるとは思いませんでした。
※平成26年4月現在金利 (10年固定当初型:足利銀行 1.50% 群馬銀行 1.55%)
住セ
実際に検討されていた他行で、借換えした場合よりも安くなってしまったんですよね。
U川様
そうなんです!その銀行では約80万円と言われていた保証料や繰上げ手数料、担保の設定の費用など、単純な金利にプラスαとしてかかってくる100万円弱の諸費用が、たった1万円の変更手数料のみで済んでしまったことも驚きでした。
住セ
そういっていただけると提案冥利に尽きます。今後の予定は何かありますか?
U川様
担当者の方におっしゃられたように、10年後の金利切り替えの前後で繰上げをできるだけしたいと思っています。
10年後の金利はその時になってみないとわからないので、切り替え「前」か「後」になるかはまだわかりませんが。 金利だけでも○百万浮いたので、貯蓄と併せ額の検討もしていきたいですね。
住セ
FPの観点から見ると、まさに「理想の形」でいらっしゃいます。U川様におかれてもこの形にできたことは、担当もとてもうれしかったと申しておりました。
U川様
10年後もまた相談させていただきますのでよろしくお願いいたします!
住セ
末永く宜しくお願いいたします、本日はありがとうございました。